草刈りをしたいけど、どうやって捨てたらいいのかわからずに困った経験はありませんか。
雑草や剪定した枝の処理方法を知っておくだけで、庭掃除が格段に楽になります。
綺麗に手入れされた庭は、見ているだけで、とても気持ちがいいですよね。
庭掃除をする時は、[自分で行う]のか[専門業者に依頼する]のかを考える必要があります。
ここでは、庭掃除後の雑草や枝の処分方法について紹介します。
ごみ捨てが楽になるポイント
刈り草は乾燥させる
刈り取った後の雑草は、水分を含んでいるのでとても重く、袋にいれるのも大変です。
そのため、一度天日干しにして乾燥させると、その後の処分が格段に楽になります。
土の上にそのまま広げるとまた根付いてしまう恐れもあります。
ブルーシートの上に広げておくといいでしょう。
刈り草の捨て方を確認しておこう
庭の畑や庭の草刈りででた雑草は燃えるゴミとして処理することが一般的です。
しかし、ゴミの分別や取扱いに関しては各自治体によって異なるケースもあります。
事前に各自治体の担当課に問い合わせておくと安心です。
刈り草の処分方法
具体的に、刈った草はどのような処分方法があるのでしょうか。
庭の手入れをする前に、[どのような処理の仕方があるのか]、[処理後のゴミの出し方]などを知ってから取り掛かると安心ですね。
次に、自分で処分する場合と、業者に依頼する場合に分けて詳しくご説明します。
(1)自分で雑草処分する場合:処理方法2選
刈り草の量によっては自分で処理する方が気軽でいいということもあるでしょう。
自分で処理する最大のメリットは、コストを抑えられるということです。
また、自分のペースで庭掃除ができるという良さもあります。
自分で処理する場合は下記の2つの方法がおすすめです。
処理方法1:ゴミとして出す
量がそこまで多くない場合は、刈り草を乾燥させた後、袋詰をして燃えるゴミとして処分しましょう。
家庭から出た落ち葉や刈り草、枝は燃えるゴミの扱いになります。
(※各自治体によって扱いが異なりますのでご確認ください)
捨てる際のポイントは、「刈り草をしっかり乾燥させる」ということです。
そのまま袋に詰めていくと、刈り草の重みでゴミ捨ての時に苦労することになります。
乾燥させたほうが、量も重さも少なくなるので簡単に捨てることができます。
ゴミ袋に入れる前に、小石や砂をしっかり落としてから入れましょう。
処理方法2:土に埋める
雑草は埋めることで、土に還ることができます。
穴を掘って埋めてしまう方法なら、ゴミも出ずにコストもかからず環境にも優しい方法です。
しかし、完全に枯死していないとまた根付く恐れもあるのでしっかりと乾燥させてから埋めるよう注意しましょう。
穴を掘る労力もかかり、埋められる量にも限りがあるので少量の刈り草の処分にはおすすめです。
NG方法:燃やして処分する
家庭で出たゴミや雑草などの不要物を自らで燃やすことは、基本的に禁止されています。
農家の人が行うこともある野焼きですが、煙や臭いが発生することもあり近隣トラブルになる恐れもあります。
また火を扱うことは大変危険なので、自分自身で燃やして処理をするのはやめておきましょう。
(2)業者に処分依頼する場合:3つのケース
業者に処理を依頼する最大のメリットは手間がかからず綺麗にしてもらえることです。
剪定から依頼すれば自宅に剪定道具を用意する必要もなくなります。
「庭は綺麗にしたいけど時間がない。」
「自分で処理するのは大変すぎて自信がない。」
そんな時はプロにおまかせするのが一番です。
業者選びについて
雑草の処理ってどこに依頼すればいいのか分からないという人のために、ここでは代表的な業者を3つ紹介します。
雑草の処理は定期的に必要となることなので、コストやサービスに納得した上で業者を選ぶといいでしょう。
いろいろな業者があるので、自分に合った方法で業者を選びましょう。
ケース1:ゴミ回収業者へ依頼する
ゴミ処理業者は、「草木の剪定からゴミの回収まで依頼できるもの」、「ゴミの回収のみを行ってくれるもの」の2パターンあります。
ゴミ回収業者に依頼するメリットは、その他の不用品も回収してくれることです。
「家の大掃除を兼ねて、庭もスッキリさせたい」という方は、不用品も一緒に回収してくれるゴミ回収業者への依頼をおすすめします。
ケース2:草刈りを行ってくれる業者へ依頼する
草刈り業者は、草刈りを専門にしています。
除草範囲が広く、自分ではできそうにない時は草刈り業者に依頼するといいでしょう。
気になるコストですが一般的に下記のように設定されています。
- 面積「㎡(坪)あたり」など、草刈りをする面積に応じて
- 時間「1時間」や「作業員1人につき1時間あたり」など作業時間に応じて
- 量「トラック1台」「〜リットルまで」など、実際に刈った草の量に応じて
その他、刈草や木を処分する場合は別料金であったり、各業者ごとに設定が異なるので、数社比べて検討したほうがいいでしょう。
ケース3:植木屋へ依頼する
植木屋は庭のプロです。
雑草や木の剪定はもちろん、防虫対策、植木選びなど庭に関するあらゆることを相談できるというメリットがあります。
「雑草ももちろんだけど、庭全体を変えたい。」と考えている方は、植木屋に依頼するといいでしょう。
専門的な知識と技術で見違えるような庭になることでしょう。
業者契約時に確認したい3つのポイント
「料金やサービス内容も様々で、どんなことに気をつけて契約すればいいの?」
と不安に思ったら、下記のポイントをチェックしてみましょう。
ポイント1:ホームページを確認する
依頼する前にまずホームページで作業内容やおおよその料金を確認しましょう。
業者によって、雑草の処理や木の剪定を多く取り扱っている業者なら実績もあるので安心です。
ポイント2:見積もりを依頼する
申込みをする前に、まず見積もりを依頼しましょう。
料金体型が不明瞭だと、後になって追加費用がかかってしまうなんていうトラブルにも発展します。
できれば数社見積もりを依頼するほうが良いでしょう。
3社程度比較すれば、相場もわかるので参考になります。
ポイント3:口コミを参考にする
依頼する前に口コミを見ることも大切です。
実際に依頼した人の意見はとても参考になるので、申込みをする前にネットの口コミ等を見ておきましょう。
知り合いで庭の手入れを依頼した人がいたら、どんな内容か聞いておくと参考になりますね。
雑草を生えにくくする工夫
せっかく庭を綺麗にしたら、綺麗なままの状態を少しでも長く保ちたいですよね。
庭の手入れをしたときこそ、雑草を生えにくくする絶好のチャンスです。
この機会を逃さず、ひと手間かけて雑草のない庭を目指しましょう!
防草シートを使う
「画像防草シート」:AMAZONより引用
今後一切雑草の処理をしたくない方は「防草シート」を使う事をおすすめします。
「防草シート」とは、日光を遮断する効果がありながら、水を通す機能を持ったシートです。
砂利やレンガ同様に、日光を通さないことで雑草が伸びるのを防ぎます。
「防草シート」を引いた上に砂利などを敷き詰めれば、見た目にも美しい庭をつくることができます。
刈り取った雑草の意外な利用方法
雑草を有効活用するには、堆肥として再利用するという方法があります。
家庭菜園をしている方にとっては、見逃せない方法ですね。
作り方も簡単なので試してみてください
【材料】
雑草・落ち葉 | 6割~7割 |
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米ぬか ※油粕で代用可 |
3%程度 |
畑の土 | 3割~4割 |
【作る手順】
- 雑草・落ち葉と米ぬかに水をかけながら混ぜ合わせる。
- 混ぜ合わせたものに畑の土をかぶせて覆う。
- 1か月ごとに下からかき混ぜて、空気を中に入れる。
- カビ臭い匂いがせず、土の匂いがしてきたら完成。(出来上がりまで約5〜6ヶ月程度)
刈り取った草の始末が楽になるグッズ
リョービ ブロアバキューム
「ブロアバキューム」:Amazonより画像引用
刈り終えた雑草をまとめて、吸い込むことのできるリョービの「ブロアバキューム」はおすすめのグッズです。
本体に集積袋が付いており、最大25Lの雑草を取り込むことができます。
また、吸い込み時に雑草を粉砕して取り込めるのでゴミをコンパクトにできるのもポイントです。
ガーデンレーキ
「ガーデンレーキ」:Amazonより画像引用
庭の落ち葉や雑草を集める作業に特化したレーキのことをいいます。
細かな草をかき集めるように、爪がたくさんついています。
細かく集草したり、広範囲の落ち葉を集めたりできます。
作業シーンに合わせて伸縮できるものが多いので、多用途で使えます。
家庭草刈りゴミ45L約4袋 20kg程度 | 3000円〜 |
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事業系草刈りゴミ45L約4袋 20kg程度 | 3000円〜 |
45L3〜4袋 | 10〜15kg |
45L4〜5袋 | 20kg |
まとめ
庭の手入れは、放っておけば放っておくほど、その処理も大変になります。
雑草は伸びるに従って根も深くなり、刈り取りにも時間がかかってしまいます。
手がつけられない!ってなる前に、自分で剪定するか業者に依頼しましょう。
自分で作業後に、雑草をそのままにしておくと害虫が増えやすいです。
自分の都合に合わせて草の処分を業者に頼んでおけば、手入れが楽に感じますね。