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リチウムイオンバッテリーの正しい捨て方、知っていますか?知らなかったでは済まされない適切な処分方法

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こんにちは。浜松市でごみ回収を委託されている企業「株式会社山本エコロジーサービス」です。

最近、全国で「ごみ収集車が火災」「処理場で爆発」といった報道を目にする機会が増えています。

その大きな原因が、小型家電に含まれるリチウムイオンバッテリーの誤った捨て方なのです。

【そもそもリチウムイオンバッテリーとは?】

リチウムイオンバッテリーとは、充電可能な小型の電池で、スマートフォン、ノートパソコン、タブレット、電動工具、電子タバコ、モバイルバッテリーなど、日常生活のさまざまな製品に使用されています。

今やEVやスマホなどに欠かせない電池で、年間9,000億円規模の巨大市場ではありますが、コンパクトで高性能な反面、外部からの衝撃や圧力、熱に非常に弱く、破損すると内部の化学物質が反応して発火や爆発を起こす可能性があります。

このため、ごみとして処分する際には特に注意が必要です。

【国内事故の実態】

環境省の調査によると、2023年度は、全国で年間21,000件以上のリチウムイオン電池が原因とみられる火災が発生しています。

芝城県の処理場では、リチウムイオン電池が原因で強大な火災が発生。結果、約27億円に上る修復費用と、2027年8月までごみの受け入れが停止となりました。

埼玉県さいたま市では家庭ごみとして回収したごみの中から発火。処理補修に3000万円、近隣のごみ処理が数週間停止しました。

これらの事故は、「たった一個の電池」が原因でも、市民全体の生活に影響を及ぼすことを示しています。

【浜松市で必要な正しい分別】

浜松市では、以下のような形で案内がされております。

資源有効利用促進法に基づき、メーカーによる回収・リサイクルが義務付けられています。

リチウム電池は、電極部をテープなどで編織した上で家電量販店やホームセンターなどの「リサイクル協力店」での回収にご協力ください。

ごみとして捨てる場合も、不燃ごみではなく必ず「特定品目」として捨ててください。

詳しくは浜松市のHP をご参照ください。

【リチウムイオンバッテリーが塵芥車に入るとどうなる?】

ここでごみ回収業者ならではの内容となります。

リチウムイオンバッテリーが可燃ごみなどに混入した状態で塵芥車(ごみ収集車)に投入されると、どのような事が起こるか知っていますか?

・ごみを圧縮する際の圧力でバッテリーが破損し、発火・爆発することがあります。

・一度火がつくと、車内のごみに燃え広がり、一次消化が間に合わない場合車両全体が炎上します。。

・火災が発生した場合、運転手や周囲の市民に直接的な危険が及び、交通事故や二次災害を招く可能性もあります。

実際に、全国で収集車の火災事故が多数報告されており、その多くがリチウム電池の混入によるものです。

リチウムイオンバッテリーは衝撃に弱く衝撃が加わる事で発火する事が様々な事例で取り上げられるようになりました。

浜松市では現在不燃ごみの回収を塵芥車で行う為、不燃ごみの中に誤ってバッテリーが入れられた状態で回収を行うと回転盤が混在されたバッテリーに当たってしまった場合発火のリスクが高まります。

ちなみに最近では夏場の手持ちの扇風機からの発火が増えています。

手に持っている際に落下させてしまった時に発火してしまうようです。

この事例からもわかるとおり、衝撃に弱い「リチウムイオンバッテリーは不燃ごみではない!」という認識が必要です。

【市民のモラルとしての責任】

リチウム電池を誤って捨てることは、これらの事故を起こす原因となります。

報道される事故の背景には、この「分別ミス」があります。

もし責任の所在が明らかな場合は、公的な補償責任や捕捗に発展する事例も実際に発生しています。

【まとめ】

リチウムイオンバッテリーは便利ですが、誤った捨て方によって、火災や受け入れ停止、民間サービスへの影響まで及ぼします。

浜松市では分別手順や回収供給等、環境に配慮したルールが設けられていますので、ぜひご家庭でも再確認をお願いします。

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